第66回福井県勤労者美術展
開催期間
2016年9月8日(木)~2016年9月11日(日)
内容
【開催場所】福井県立美術館
搬入:2016年9月5日(月)
審査:2016年9月6日(火)
表彰式:2016年9月11日(日)
搬出:2016年9月12日(月)
全体で219点の出品があり、期間中には949名の来訪者がありました。
【出品数】
絵画の部 67点、書道の部 65点、写真の部 87点 合計219点
前年比-25点
●絵画の部 「乱舞」長谷 俊雄
作品の完成度をはかる密度の濃さと緊張感の高さ、そして統一された色彩感からの美しさなど、それらのどれを取っても「海に花咲く」(福井県知事賞)と最後の最後まで決戦を展開、紙一重の差で最高賞に輝いた。
「乱舞」は作者の心象風景を具現したものと思われる。あるいは蝶が乱舞する光景を実見されているのかも知れない。見つめていると不思議な気分と高揚につつまれる。(講評:勝田 輝雄)
●書道の部 「極―KIWAMI」 中川 和也
超高齢化の日本にあって、書にいそしんでおられる方々、又、本展に出品されておられる方々の平均も56才になろうかと思われます。20才台の出品者は10名、この若い力を是非、書の道への極―KIWAMI持っていっていただきたいと願っていた時、眼の前に、圧倒的な力強さが湧きいずる作品に出会った。この黒々とした墨の槐とトビチッタシブキ、波調を美しくまとめている。創作するときの「苦」が見えるが、もっと楽しく、たのしく!(講評:吉川 壽一)
●写真の部 「一な光景」 青山 嘉子
梅花藻をメインのモチーフに取り上げているが、百日紅の映込みや紫色に花などをしっとりとした色調でまとめている。
ピントも主題の梅花藻にしっかりと来ていて構図も申し分なく作者の優れた感性を感じさせる作品である。(講評:吉田 俊雄)
各賞の入賞者につきましては添付ファイルをご覧下さい。
添付ファイル